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昇降機設備工事ってどんな仕事ですか?

昇降機設備は、エレベーター・エスカレーターなど建物の縦方向の輸送手段として高層化する都市の発展に大きく寄与し、現在は、水道・電気・ガスなど、都市のライフラインと並び欠かせないものとなっています。また、竣工後に人々を運ぶだけに留まらず、建設中においては作業員と資材を運び、工程の合理化に貢献する役割も担っています。

主な職務は、デザインや動作に関する様々な機能を原設計図をもとに具現化する設計業務、施工図をもとに据付工法・搬入揚重方法を検討する工事業務の二つからなります。我々が担当する工事業務は、作成した施工計画書をもとに、工事職方との調整や建物施工に携わる建築・設備担当者、協力業者の方々と打ち合わせを通して、工場で作られた部品を現場で一つの形に組み立てていく仕事です。

なぜこの職業に就いたのですか?

弊社は、総合電機メーカーのため、様々な製品製造、職種の選択肢が有ります。中でも私は、黙々と工場内でモノづくりをする仕事よりも、より顧客に近いところでモノづくりに関わることのできる建築の世界に興味を持ちました。社会との関わりも深い建築は、社会貢献という観点からも誇りを持って仕事ができる分野であると考え、それに欠かせない昇降機設備の職業を選択しました。

この仕事を選んでよかった事はなんですか?

子供のころから、昇降機設備は、移動手段として慣れ親しんでいましたが、どのような人が関わることで作られているのかというところまで踏み込んで考えたことはありませんでした。
自身が携わってみてわかったことは、昇降機は人の命に係わる設備であることから、法整備もしっかりされており、多くの人の知恵と努力の結集があって初めて社会インフラとして成立する仕事であるということでした。そのような責任ある仕事に関われたことは、本当に良かったと思います。

 あべのハルカスでの現場経験を通じて、昇降機はインフラ的な役割だけでなく、エンターテイメント的な要素を取り入れることにより、建物を訪れる人々の記憶に残る空間でもあると強く思いました。
竣工にいたるまでには、挫折や苦悩もありますが、竣工した時、そこにモノが存在し、共に喜び合える仲間がいることは、一番の喜びであります。

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