空調・衛生設備工事ってどんな仕事ですか？
建物を快適な空間・環境にする為に、空気調和設備・給排水衛生設備・防災設備といった、人が生活していく上で必要な設備を総合的にプロデュースする仕事です。
主な作業内容としては、建築主や設計士さんを交えて、色々な打合せや納まりの検討を行い、施工図面を作成します。
その施工図面をもとに職方へ指示し実際に現場でパイプラインや設備機器の製作・取り付けを行ってもらう仕事です。建物施工に携わる多くの職種の人達と幅広い調整が必要です。
なぜこの職業に就いたのですか？
大学では環境学を専攻していました。大学で学んだことを生かせる環境系の仕事に就きたかったという思いがありました。水や空気を取り扱い、大きな建物の人間の生活環境をプロデュースするこの職業に興味を持ち始めました。さらに建築という仕事はとても大きな形で世の中に長く残るので魅力がありました。
また、私の出身は京都ですが、慣れ親しんだ京都で仕事をしたいと考えていました。現在勤めている会社は地元京都を中心に事業活動をしているため、この会社に就職しました。
この仕事を選んでよかった事はなんですか？
この仕事に就く前はエアコンやトイレなどをリモコンボタンの操作だけで気にせず使ってきました。しかし、実際にこの仕事に就いてみると、何気ない設備でも多くの事を検討・調整した結果出来上がっているのだと知りました。快適な環境を作ることは多くの条件をクリアして乗り越えていかなければなりません。しかし、その設備が完成し動き出した時の高揚感・達成感はとても大きなものです。また、自分が携わった設備がお客様の満足に繋がったときは本当に頑張って良かったと思います。このような大変な経験と苦労が自分の人間力の向上に繋がって行くと思います。
