■今後、建設業界においてますますの建設技能労働者不足が予測され、省人化・省力化を実現する建設機械に注目が集まっている中、竹中工務店西日本機材センターを会場として、「2017建設機械展示会&建築体験フェア」が、大阪製和会・大阪竹和会・安全衛生協力会と西日本機材センター・調達部 共催で、10月31日(火)~11月2日(木)の3日間、盛大に開催されました。
■2年に一回開催されているこのフェア、 今回のテーマは
「Future 2017」
見て・触れて・動かして 考えよう 未来の「建設業と建設機械」です。
■展示会場には、建設機械展示会 33ブース、建築体験フェア 17ブースと前回(2015年)を上回るブースが登場。
大阪の高校生をはじめ、専門学校生や教師の方々、業界関係者など大勢の来場で、3日間で前回記録した過去最高記録を塗り替える1,928名の来場がありました。
■機械展示ブースでは、最先端の機械化施工技術を展示・公開。
省人化施工機械として、遠隔操作式コンクリート分配機、自動及び騎乗式コンクリート床均し機、吸盤式壁材取付機「ジラフ」、作業員自動追従台車「かもーん」、階段昇降用運搬台車などがお目見え。 また、高度デジタル化関連技術のブースでは、BIMデータを活用したVRシュミレータや耐火被覆自動かき集めロボットなどの紹介も行われました。
進化し続けている各社“いち押し”製品の紹介など、各ブースとも大盛況! 普段はあまり目にすることのない建設機械や実演に歓声が上がっていました。
■建築体験フェアでは、
今回も、歴史ある大阪竹和会に引き継がれてきた伝統と現在の高い施工技術や活動を、17のブースで紹介。 2年前の出展でも人気のあった免震装置の効果について体験できる免震車や鉄筋部会の鉄筋の結束体験、左官部会の左官体験などに加え、前回出展の無かった仕上職種の7部会も参画し、 体感型のブースを充実させて進化する施工技術や製品を体験、体感してもらいました。
また、協力会社技能向上の取り組みとして、西日本機材センター内に設置されたALC訓練施設での多能工化への取組みを紹介。ALC・ECPの機械化施工ブースをつくりPRが行われました。
■学生さんからは、「時間が足りない! 楽しい!」等の声が・・・
各ブースとも工夫を凝らした展示・体験内容で、大勢の来場者でにぎわっていました。
■安全体験のコーナーでは、「危険を危険と感じる感受性の育成」と更なる「安全意識向上」のためのVR(バーチャルリアリティ)体験も初登場!!
安全衛生協力会では、来年は通常の安全体感研修に加え、VR体験研修会を開催し、安全意識の向上を図り、災害の未然防止に役立てようと計画中のようです。
■11月1日・2日には、「ICTを活用した先端技術」、「理解を深めようIoT(Internet of things)」と題しての特別講演会を開催。
高度デジタル化やIoTの駆使、最先端の機械化施工、優秀な協力会社等、少ない人員で施工できる能力の向上こそがこれから大いに求められます。
■建設業界を取り巻くあらゆる課題に真っ向から挑み、これらを乗り越えていこうとする我々の取り組み、最先端の技術・技能を若い世代の人達に見て・触れて・体験して頂き、少しでも建設業に興味を持っていただけたら・・・・こんな幸いなことはありません。
■今回の催しが来場してくださった多くの皆さんにとって、「建設業」のやりがいや醍醐味、魅力を少しでも感じて頂く良い機会となりますように。
若い皆さんにとってこの体験が、これから決める進路の役に立ちますように!!