竹中工務店では2017年1月4日に年賀式が執り行われました。
新年明けましておめでとうございます。
本年より一貫坂前会長のあとを受け、大阪竹和会会長を拝命致しました青木でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
このように皆様と共に新春を迎えられることに深く感謝し、平素より竹和会活動にご指導・ご協力を賜っております竹中工務店の皆様方には厚く御礼申し上げます。
さて日本経済並び社会情勢を見ますと、社会基盤を支える建設業の役割がますます大きくなっており、専門工事業者の我々は、安心・安全と誠実で確実な施工品質を確保し、社会の信頼に応えていく責任があります。私たち竹和会会員は今後予測される社会環境の変化に対応し、良き伝統を守り、真の竹中工務店のパートナーとして、更なる成長をしていかなければなりません。
昨年の大阪竹和会活動を振り返りますと、若い世代に新規入職者同士の仲間意識や業種間での繋がりを持つことにより、少しでも離職防止につなげたいとの思いで、10月に第1回スポーツ交流会を開催致しました。
竹和会会員企業の若手技能者が多数参加し、スポーツで汗を流したあと、焼肉大会等で大変盛り上がりました。この取り組みを「1A会」と名付け、今後も継続していきたいと考えています。その節にご尽力いただいた関係者の方々、そして陰の力として協力いただいた竹和会会員には、改めて厚く御礼申し上げます。
また、年末の「成果発表会」も盛況に開催できました。本年は更に竹中工務店の内・外勤をもっと巻き込んだ三位一体の活動でイノベーションの拡大を図っていきたいと思っております。
このような活動の中、今年度は、更なる成長と課題解決に向け、7つの分野から成り立っています竹和会運営基本方針に則り、大阪竹和会基本方針を定めました。
◆1目の『安全』ですが、まず始めに昨年の安全成績につきましては、5年間未達成であった目標値を昨年、6年目にして達成することが出来ました。
安全環境部、作業所、竹和会の三位一体となった安全管理活動の賜物だと思っています。深く感謝申し上げます。本年も「重大な労働災害・公衆災害の絶無」を目指し、墜落・転落防止対策を最重点とし、基本に忠実な安全作業を徹底します。またリニューアル工事の災害防止、私傷病に起因する災害や公衆災害の未然防止に努めます。
◆2目の『品質』については、施工要領書に基づく確実な施工と自主検査の徹底を図り、我々専門工事業者として責任を持てる品質のつくり込みに努めます。
◆3目の『CSR・コンプライアンスの徹底』については、2次以降の再下請を含む着工前契約の徹底、適正な施工体制台帳の整備、そして情報セキュリティ活動を徹底し、企業の社会的責任を全う致します。
◆4目の『生産力の確保』については、入職者確保の取り組みとして、インターンシップの受け入れを拡大しながら若手人材を確保し、高齢技能者の活躍場所の提供、そして女性技能者の積極的な登用を図るとともに技能労働者の処遇改善にも取り組みます。
◆5目の『生産性の向上』については、竹中工務店、関連業種と連携し、生産性向上につながる提案と施工歩掛りの向上を目指します。また、ICTを活用した生産性向上にも取り組みます。
◆6目の『環境配慮活動の強化』、7目の『経営・活動基盤の強化』につきましても、企業の社会的責任を果たすべく努力していきます。
特に、我々専門工事業者にとりましては、社会保険加入率100%を目指したマイルストーンが本年4月と目前に迫って来ています。適切な保険に加入していなければ、以後、作業所の入場が認められません。福利厚生費を確保するとともに、特に2次協力会社以降の社会保険加入を継続して促進して参ります。
以上、これらの方針を掲げ、我々竹和会会員が協力会社の先頭に立ち、建築NO.1の一員、即ち他ゼネコンの協力会社組織に負けないNO.1として、より強い竹和会を構築致します。
最後になりますが、皆様のご健勝とご多幸を心から祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。
2017年1月4日
大阪竹和会 会長 青木猛裕
竹和会新体制のもと 竹中工務店・大阪竹和会会員が一堂に会し、厳かに執り行われました。