硝子工ってどんな仕事ですか?
御存じの通り、ほとんどの建物には硝子が入っております。トイレの小窓や博物館の大きな硝子等、このように様々な硝子を取付ける仕事が硝子工事です。
私は竹中工務店様の仕事を多くさせて頂いておりますので、大きな建物の硝子工事をさせて頂く事が多いです。最近の硝子は大型で分厚く凄く重くなりました。
人の力だけでは施工出来ない硝子も度々あります。そんな場合はクレーン等を使って施工します。分厚くても硝子は割れ物なので破損すれば大変な事になるので、常に危険と隣合せな仕事だと感じる事が多いです。
なぜこの職業に就いたのですか?
私は高校を卒業してから建築に関係ない仕事をしていましたが、高校時代の同級生が硝子職人をしていて一緒に遊んでいる時に、工事現場の硝子工事は力も付くし楽しいから一緒にしないか?と言われたので一度やってみようかと思い始めました。
硝子は思っていたよりも重くて大変でしたが、高校時代の友人も同時くらいに数人この仕事に就いた事もあり、友達同士で楽しみながら作業出来るので、特に抵抗もなく就く事が出来ました。手に職をつけれる事も魅力になりましたね。
この仕事を選んでよかった事はなんですか?
この仕事を始めた時に想っていた、手に職をつけれた事は大きいですね。また、私の会社は高校時代の同級生や同じ年の者が先頭に立って仕事をしているので、私達が後輩達を指導する事で、その人達が成長していく姿をみて嬉しく思うのも良かった事の一つです。
そして何より建物は何十年何百年と残りますので、あの時のあの硝子は凄く苦労して工事したよなぁ!あの現場はこんな事があったなぁ!と出来上がった後も携わった建物の近くを通る度に感動出来る事が、この仕事を選んでよかった事だと感じております。